愛が聞こえる

.25 2013 .+*詩*+. comment(0) trackback(0)
君に好きと言った。愛してると言った。
君ははにかんだ。はぐらかそうとしてるんだ。
おまけに抱きしめた。君が一番と言った。
心臓の鼓動を聞かせた。何よりの証拠だ。
君は好きと言わない。愛してると言わない。
君はそっぽを向く。誘ってるんだ。
おまけに一歩離れた。貴方なんてごめんよ、みたいに。
その癖僕を見た。ふふって笑った。
君に好きと言った。間隔を置かない。
君は驚いた。予想してなかったみたいだ。
おまけにキスした。君を何よりと伝えた。
息遣いを知らせた。僕にも余裕が無い。

時は流れる。あの頃の僕らはいない。でも。

君は好きと言った。愛してると言った。
そこに重さがあった。
気恥ずかしさと緊張で僕は目を逸らす。
あの日がもたらした命がそこに宿っている。
僕ら今、結ばれた二人。
人はもしかしたら、一人の名で僕らを呼ぶかもしれない。
君に好きと言った。愛してると言った。
今はそれを伝える唇の動きが分かる。
歯が浮くなんてことは、もう無い。
ねえ、あなた。手のひらを重ねた君と目が合う。
僕は君に寄り添った。
そっと肩に頭を乗せた君が、愛おしい。


区切った内の前半が、俺の知る世界。
区切った内の後半は、俺の知らない世界。

二人が結婚して、子供を設けたら、多分何かまったく違う感情を抱くんだろうなってのは、ぼんやりイメージとしてあります。
確証はないですが、多分そんな気がします。
病院で、膨らんだお腹に手を添える二人。
そんなシーンを想像する年ではまだないかもしれませんが、俺は家庭を持ちたいと今既に思うことがある人なので、こういったことも文章化していけたらと思います。
実際にその場面に至ったら、それを夢見る文章はそのままには書けません。あの頃は確か、こう思ってたっけ、って感じになりますから。

静かな愛の物語、これからも時々書いていけたらと思います。
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