スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

It's Your Beautiful World.

.22 2015 .+*ショートノベル*+. comment(0) trackback(0)
 You are beautiful.
 Beautiful, Beautiful, Beautiful…

 初めてあなたの世界を見た時、綺麗だと思った。
 あなたの世界が描き出す世界は、紛れもなく、美しかった。
 まるで、あの世界を彩る装飾画のように、美しさだけを閉じ込めていたから。
 美しいものだけ、美しいものだけを、そこに閉じ込めたあなたの世界は、それ以外が入る余地なんて無く、あなたまで、美しい人に見せた。
 あなたが美しさを描き出す限り、あなたが美しい人以外に見えるはずなんて、無い。
 たとえあなたが、何も創らない人だったとして、あなたが生み出す空気が美しければ、人はあなたを美しい人だと思い、美しい人だと形容するだろう。
 けれどあなたも、例に漏れず人であって、ヒトであって、生きているから、現を抜かすようにして、薄汚れた部分を、どこかでこの世界に流していた。
 極力、極力、あなたはこの世界の表側にそれを流さないようにして生きていて、あなたの内側を見せて良いと思った人にだけ、シミの断片を垣間見せる。
 あなたの中で、この世界に生きる人は、どれだけの階層に分けられているんだろう。
 あなたにとって、俺は一体どの階層に属する人なんだろう。
 あなたが見せるあなたの薄汚れた姿、あなたの汚らしい部分。
 あなたが決めた最もあなたに近しい階層の人間に、あなたはどんな穢らわしい世界を見せつけるんだろう。
 あなたは今も俺の眼には美しい人のように映る。
 あなたがあなたを美しく見せ、あなたを美しく魅せているから。
 きっと俺は、あなたから随分と遠い階層に押し込められて、あなたの美しい部分ばかりを、今日も夢幻の如く見せつけられている。
 あなたはもっと汚れていても構わないのに。
 あなたは今日も、美しすぎる世界の中で、生きている。


美しいのに。
美しくない部分がある女性。
素敵だと思います。

俺はいさ。
スポンサーサイト
 HOME 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。