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Midnight Rain

.26 2016 未分類 comment(0) trackback(0)
 そう、壊れていく。壊れていく。
 すっかり痩せこけた腕に、創だらけの腕に、失われた想いと、過ぎ去った時を感じた。
 叩きつけるような重い雨に、いつしか傘も疲れて。
 そう、壊れていく。壊れていく。
 洗い流してくれることなんて無いのに。
 期待して、期待して、傘を放った。
 あたたかな雨が、導かれるように溢れ出る。
 決して癒えることは無い。
 決して許されることは無い。
 だって、その気が無いから。持てるはずが無いから。
 何より幸せを拒んでいるのは、この心だ。
 雨の日に傘を持たない理由なんて、一つしか無い。

「これは罰なんだ」
「これは――罰」
「これは罰、これは罰、これは罰……」

 懺悔の対象なんていない。
 ただ、罰を受けるだけだ。
 生まれたことに罪は無い。
 生きていることに罪が有る。
 何も為せないなら。何も成せないなら。
 むしろ奪うだけなら。壊すだけなら。
 いなくなってしまわなきゃ。

 そう、壊していく。壊していく。
 生きるという罪に、生きるという罰を受けることで贖う。
 それが、私の生だ。
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