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二十回目の七月に

.28 2015 .+*詩*+. comment(0) trackback(0)
 その日は突然の大雨が降ったんだ。家から少し出て、徒歩二分のバス停に向かっただけで、びしょ濡れになる始末。
 バスに揺られて、駅に着いて、それからいつもの準急に乗る。何気無い、バイト先へ向かうだけの動作は、すっかり慣れてしまって、気が付けば着いている、そんな感じだ。
 ありふれた日常。俺を取り巻く環境は、変わらない。たまたまゲリラ豪雨に見舞われたけど、それ以外は、何も変わらない、どこにでもある日々。
 それなのに、俺だけは違う。心は、全く違っている。
 自分でも、単純だな、とは思う。たった一つの出来事を経ただけで、ここまで気持ちが変わるんだから。
 でも、その一つは、他の全ての出来事を併せても太刀打ち出来ないほど、魅力的で、俺にとっては、絶対だった。
 雨が止んだ後、曇り空に包まれた空は、灰色で世界を包んでいたけど、心に広がる空は、青かった。澄み切っていて、そしてとても、明るかった。
 幸せだと思う。そして、おめでたい奴だとも思う。
 長い間、もがき苦しんでいた。今でもまだ、それにさいまれる日はある。完全にそうなれたわけでもない。いきなりプラスになれるほど、俺が背負っていた過去の傷は、優しいものじゃないようだから。
 だけど、日に日に、プラスに近付いて行くのが分かる。悲しく苦しかっただけの日々は、終わった。ハッキリと分かった。
 ふいに笑みがこぼれること。俺がそんな風にするような日が来るなんて。
 いつもよりシフト希望を多く出したら、すごく驚かれた。そう言えば俺、今までこんなに入りたい、なんて言ったことが無かったな、そう思った。ただお金を稼ぐためだけにしてたのに、目的はすっかり、変わってしまった。使い道が、出来たからだ、きっと。
 バイト終わり、見上げた空は、すっかり夜の闇に包まれていた。その空を、きっと君も見ている。何かを思いながら、見ている。
 俺が思うのは、俺を幸せにしてくれる、君のこと。ありがとう、って言いたいけど、言葉で伝える以上に、行動で伝えたい。だから、頑張りたいと思う。そんな気持ちを、こっそりと呟いた。
 君のことを想うだけで、俺は幸せになれて。
 君がしてくれる何もかもが、俺をもっと幸せにしてくれる。
 俺は果たして、そんな風になれるだろうか?
 厚かましいから、俺のことを想うだけで、そうなって欲しいとか、そんなことは言わないけど。
 せめて、思い浮かべたらほっとする、それくらいは目指せたら、そう思う。
 凄くありふれた言葉だけど。
「頑張りたい」
 俺を幸せにしてくれる、君のために。
 そう決意した、二十回目の、七月。


大切な君に。




大切に想っているよ、っていうことを、伝えるのはとても難しい。
直接面と向かって言うと、恥ずかしさがあったり、伝わり切らなかったり。
もちろん、そうやってすることについても努力もするけど、それを補えるものが、欲しい。
じゃあ俺に出来る、それを補う努力って、何だろう?
そう考えたら、やっぱり、文字を書くこと、それに尽きると思う。と言うか、思いたい。
今までたくさん文字を書いて来て、想いを言葉にすることは、普通の人よりもずっと得意だと、自信があるから。
俺なりの気持ちの表現は、こうやって文を書いて、伝えたい。
そして何より、これをあたたかく受け止めてもらえたら、それに勝る喜びは無いね。

何だか俺ばっかり、幸せになってる気がするけど。

俺は、そういう人だから。


俺が幸せにしてあげるのには、どうしてあげたら良いだろう。
それは、この先ずっと、考えていかなきゃ。
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