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忘却オーディナリー

.23 2015 .+*詩*+. comment(0) trackback(0)
 ふいに、過去のやり取りを目にした。
 そこにいたのは、俺であって、俺でないような気がした。
 過去から今まで、確かに繋がっているけど、当時の俺には戻れないし、当時の俺がどうして存在していたのかも分からない。
 君に、もっと自然体で接することが出来た自分。何の意識も無く、ありのままの自分が向き合っていた。
 でも今、君の前にいる俺は、多分、それもまた俺であって、俺じゃない。
 取り繕った自分。自分の心に嘘をついた自分。
 君が大切な人になって、失うことも壊すことも恐れるようになって、俺は自分らしさを失った。
 好きになる前は、俺は俺らしく君の前にいたのに。
 今は、とても不自然だ。
 でも、俺はそんな風に振る舞って生きて来たし、君には気付かれてないと思う。
 確かに、前よりは少し、優しいような。
 それくらいの違和感があるくらいだろう。
 これは正しい在り方じゃないかもしれない。
 でも、ありのままの自分を見せることが唯一絶対の正しさなのか? 今の自分を不躾に晒したら、嫌われるに決まってる。そうすることで失って来たものがいくつもある。
 これは正しい在り方、ではないと思う、でも。
 これで合ってるって言うなら、きっとこんな文を書き連ねてはいない。
 どこかで苦しさを覚えるから、どこかで痛みを感じるから、俺はこうして何の実にもならない言の葉を重ねている。
 普通でいられたら。手に入れられたかもしれない平穏があって、普通でいたら、失ったかもしれない特別がある。
 他に選択肢なんて無かった。こうなることは必然で、それを嘆いたって仕方ない。
 分かってさえいたかもしれない。

 俺には向かないことなんだろう。
 だとしたら。
 けど、好きなんだ。

 もし、あの日に戻れたとして。
 今度は違う選択肢が用意されてたとして。
 俺は同じ道を歩むよ。
 君との特別を手に取るよ。



ノーリスクじゃ、何も得られないから。

この痛みはきっと、リターンを求めたことへの、リスク。
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