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純情ストレージ

.24 2015 .+*詩*+. comment(0) trackback(0)
 片想い、って、言うらしい。
 俺は人を好きになった。
 初めて、それを言葉にしてみた。
 泣いた。
 伝わらなかった俺の純情。

 片想い、敗れて、二年くらい。
 また俺は人を好きになった。
 あれから少し、大人になった。
 好きになった理由とか、分かるようになった。
 でも、まだ、足りなかったらしい。
 だから、泣いた。
 伝わらなかった俺の純情。

 片想い、敗れて、一年くらい。
 また俺は人を好きになった。
 あれからもっと、大人になった。
 一緒にいる未来を想像するようになった。
 それと同時に、複雑な想いが降って湧いた。
 純情じゃなくなって行くような、そんな気持ち。
 でも、まだ足りなかったらしい。
 だから、泣いた。
 まだ残っていた俺の純情。

 片想い、敗れて、二年くらい。
 また俺は人を好きになった。
 あれからずっと、大人になった。
 俺は笑うようになった。
 本物みたいで、本物そっくりな笑顔。
 好きだって気持ちが、分からなくなった。
 確かに俺は彼女に惹かれて、彼女のことを想って、彼女のために生きたいって考えて。
 でも、あの頃みたいな純情は、心のどこにも見当たらない。
 今、この心は、何色に見えるだろう。
 何度目かのそれを、口にしてみた。
 彼女は泣いて、彼女は笑って、受け容れてくれた。
 純情ストレージ。
 ほとんど残ってなかったはずなのに。
 伝わった。
 だから、泣いた。
 ほんの一滴、煌めいた俺の純情。




好きになる。

それだけでもう、純情。
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