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白くない君に

.25 2015 .+*詩*+. comment(0) trackback(0)
 君の過去を知らない。
 俺が君を知る前、君がどんな世界を生きて来たのか。
 俺と君の世界はあまりにもかけ離れていて、出逢えたことがそもそも奇跡みたいなことだったから、君を作り上げたほとんど何もかもを、俺は知らない。
 君が寂しそうな笑顔しか浮かべない訳も。
 君が哀しそうな歌しか口ずさまない訳も。
 君が苦しそうな声で俺の名前を呼ぶ訳も。
 俺は知らない。
 君が漏らす過去から、断片的にしか想像出来ない。
 俺は君より幸せで、君より救われていて、君より恵まれていて、君よりバカだったから。
 君の苦しみを分かってあげられない。
 君が自分を「汚れてしまった」と評価する真の意味も、心苦しさも、俺には本当のところで理解してあげられない。
 救ってあげたいと思うし、支えてあげたいと思う。
 でも、俺に出来るのかが不安で。
 俺は何も知らない。
 白くないフリをしてはいるけど、俺は君みたいに、自分を本当の意味で白くないとは言えない。
 君みたいに不幸ぶっているけど、君みたいな不幸な人には、なってあげられない。不幸になれない人生を、歩んで来たから。
 俺も白くなくなったら、君を支えられるかな。
 白い俺が何を言ったって、届かないかもしれないから。
 赤く染まったら。黒く染まったら。
 君を理解してあげられるかな。
 もう白くないから、そう言って自分を大事にしてあげられない君を見るのが嫌なんだ。
 ピュアホワイトなんて、求めてないよ。
 君を好きにさせてくれた、その明るさを保ってくれたら。
 それで良いんだ。
 それで、良いから。
 君に俺の言葉が伝わらないなら。
 俺も白さを捨てたら通じるなら。
 俺も捨てるから。
 不幸になってあげるから。
 お願いだ。
 これ以上、自分を傷付けないで。
 君が泣くのを、俺はもう見たくない。




君が泣くのを見る度、壊れてしまいそうになる。
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