スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

滲み

.12 2016 未分類 comment(0) trackback(0)
 嘘だと思った。
 嘘だと思いたかった。
 嘘だと言って欲しかった。
 嘘だと言いたかった。

 私の瞳に映ったのは、彼だった。
 彼の瞳に映したのは、私だった。
 彼の知らない私。
 私の知らない彼。
 それでも、私は彼を認識した。
 それでも、彼は私を認識した。
 私は彼を忘れられなくて。
 彼は私を忘れていなかった。
 時は人を滲ませる。
 彼は彼に見えなかったし。
 私は私じゃなくなっていた。
 それなのに、私は彼を見つけてしまった。
 彼にだけは会いたくなかったのに。
 彼にだけは知られたくなかったのに。
 それはきっと、彼も同じだと思った。
 彼の顔には、希望なんて見えなかった。
 むしろ、私を認めた時の顔は、最悪だった。
 そして私も、同じ顔をしていたはず。
 語り合った夢。
 誓い合った未来。
 なんで。どこで。
 私たちは迷ってしまったんだろう。
 零れ落ちて行く。
 滲んで見えなくなる世界。
 それで彼が消えるなら、良かった。
 現実では違うのだとしても。
 私が彼の前にいるということを、認めたくなかった。

 時は人を滲ませる。
 それには、何人たりとも逆らえない。


明るい世界に、いたいのに、いられない。

そんな日常が、待っているかもしれない。

怖いです。俺は。未来が。
普通に生きる、それさえも、普通に望めない。

悲しみばかりが、俺の後ろにはあるよ。
スポンサーサイト

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://miyutayu.blog.fc2.com/tb.php/1125-c3730fd4
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。