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紙飛行機と明日

.16 2016 .+*ショートノベル*+. comment(0) trackback(0)
 それは唐突にやって来た。
 ベランダにパッと現れた紙飛行機。
 どこで。
 誰が。
 辺りを見渡しても、飛ばし主は見当たらなかった。
 何か目的でもあったんだろうか。
 私は紙飛行機をそっと広げてみた。

〝明日を、明日を諦めないで欲しい〟

 ただ、ただそれだけ。
 それだけに。
 私は涙を流していた。
 何故かは分からなかった。
 涙を流すなんて、ドラマや漫画の中だけだと思っていたのに。
 細い雫が、私の頬を伝っていた。
 懐かしくて、愛おしくて、酷く胸が痛んだ。
 私はこれを書いた人を知っている。
 誰か思い出せないのに、分からないのに、知っていると感じずにいられなかった。
 この紙飛行機は、確かに私に向けて飛ばされたものなんだと、私が私に告げている。
 けれど、これを飛ばした人に、私は二度と会えない。それも、ハッキリと分かっていた。
 前世で? 過去で?
 何処かで会ったはずの人。
 何処かで、未来を誓い合ったはずの人。
 その人は、今も、私の明日を思ってくれている。
 それが、懐かしくて、愛おしくて、酷く瞳を潤ませた。

〝諦めない、諦めないよ、明日を〟

 答えるように、すぐ下に書き記した。
 二つ並んだ文字は、どんな組み合わせより美しく見えた。
 届け。
 そう願って、空高く、紙飛行機を飛ばした。
 紙飛行機の宛先は、明日だ。


詩と小説の定義が分からないし、知る気も無い。

今日は上手く行かなかったな、って思うことが、誰しもあると思います。

俺は今日もダメでした。

でも、今日がダメでも、明日はダメじゃない日に出来るはず。

そう信じたら、いつか本当にそう出来ると思うんです。

紙飛行機だって、信じれば、いつか、遠く遠く、その人のもとに届くはず。

だから、明日も、頑張ろう。
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