スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

貴方とサボテン

.27 2016 未分類 comment(0) trackback(0)
 貴方と別れてから、三年が経ちました。
 月日の流れは速いもので、貴方と一緒にいた頃に使っていた物は、たくさんが使い果ててしまうか、なくしてしまいました。
 私は薄情な人間ですから(十分分かっていると思いますが)、片時も忘れたことは無いなんて、言うつもりもありませんし、大概はその日の献立のこととか、翌日の出勤の時間を考えるだけで、一日は終わってしまいます。
 貴方は写真嫌いでしたし、私も二人で写った子恥ずかしい写真を飾るような趣味もありませんでしたから、貴方を思い出そうにも、中々どうして苦労が要ります。ですから、私が貴方のことを想う日が少なくても、どうか怒らないで下さい。
 そんな中で、貴方が買って来たサボテンだけは、ベランダの室外機の上でひっそりと、東京の景色を見つめていて、ふいに目に入ると、さあ、思い出せよ、と言われたような気持ちになります。
 私は観葉植物に興味がありませんし、生き物に対してもどうにも関心が持てないので、世話役の貴方がいなくなってからは、あのサボテンは完全に放置状態です。けれど、時折、ちょいとつついてやろうかと思うくらい、在りし日の面影を、そのままに留めています。
 話しかけたり、可愛がったり、どうしてこう、意思を持たない植物なんかに、貴方は世話を焼いたのでしょうか。貴方の真似を一度だけしてみたことがありますが、まるで幼子のごっこ遊びをしているようで、恥ずかしくてたまりませんでした。あれを素でやっていたのなら、貴方は相当心が幼いか、純朴な性根の持ち主だったのでしょうね。
 こんなにも意地悪く受け止めながら、私がサボテンをどうにもしない理由に、きっと貴方なら疑問を持たれるでしょう。質問を思いついた子どもみたいに、私が明白に答えるまで問い詰めるんでしょうね。
 大体のことなら、いつもみたいに根負けして教えるところですけれど、こればかりは、例の、どうしても秘密、というやつです。私が天国に行って、貴方ともう一度会えた頃まで、決して教えてはあげません。
 どうしてそんな意地悪をするのかと、貴方はいつも不満気に言いますが、本当の所、貴方は気付いているんじゃないかと、私はずっと思っていました。
 そしておそらく、私の勘は正しいのでしょう。
 私がそう返した時には、いつもは折れない貴方も、最後には折れるのですから。
 だから、私はこれからも、貴方が愛情を注いだサボテンを、あの場所に置き続けます。勿論、世話はしませんよ。何だか弱々しくなり始めて、可哀想になってでも来たら、どうかは知りませんが、それまではただ置きっ放しです。
 貴方も知ってのことでしょうが、私はとても、嫉妬深いのです。


相変わらず謎シチュですが、謎なくらいがちょうど良いと思います。色々想像出来る方が、俺は好きですし。
国語の問題とかで、出題者の読み方に辿り着けなければ不正解、とか、視野が狭すぎると思います。

まあ、それはさておき、今回のテーマは、お気付きになったでしょうか(矛盾)。
別に読み方は皆さんの自由なので、お任せしますが、一応作者的にはあったりします。

大した話じゃないです。
そして多分、ツイッターでの更新報告でネタバレします。

さらにもっと言うと、最後の一行がほぼ答えです。

((´▽`*))お分かりになったでしょうか。


ツイッター用にアイコンを描きました。



今回は塗りを意識して練習しました。
まだまだ精進が必要ですが、少しずつ、上達はしていると思います。
アナログで普段練習していますが、デジタルでももっと鍛錬を積みたいです。
スポンサーサイト

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://miyutayu.blog.fc2.com/tb.php/1142-a9449570
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。