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既読と君を想うクラックト・ハート

.14 2014 .+*ショートノベル*+. comment(0) trackback(0)
 既読を付けたのに無視をするなんて、世間はそう言う。
 でも俺はそうは思わなかった。
 君は無視するなら既読を付けて、とよく言ったから。
 そんな君が、既読を付けない。
 それが心配で心配で。
 俺はそんなことを出来る立場じゃないのは分かってる。君がどうしていようと、俺には口一つ挟むことなんておこがましくて。君の自由をほんのひとかけらだって奪いたくない。だから、口に出せない心配だけを心にためる。君がまた声をくれたら最大限笑った顔を返せるように。
 俺は君にとって何でもないから。心配してたよ、は君をいらつかせるかもしれない。
 俺は虚しい横恋慕を抱く側。
 そう思っているのに。君の言葉がどうしようもなく、どうしようもなく、欲しくてたまらない。
 どんな言葉だって構わない。ほんの一笑みだって良い。
 だけどそうだとは、決して言えない。
 俺は君にとって何でもないから。待ってたよ、は君を不愉快にさせるかもしれない。
 だから俺は確証のない忠犬ハチ公。ご主人様は帰って来る。そんな自信さえ、俺には有りはしない。さみしい、その一言さえ誰一人にも言えない。君を待つということ、その価値は俺以外の誰にだって分からないから。
 横恋慕は、恋愛じゃない。
 単に好きでいるだけの人は、誰にとっても同じ人。好きな人は、何も特別な人じゃない。手に入れなければ、店に並ぶ花々は誰からも美しいと言われる。誰だって手に入れたいと願う、同じ価値の存在。
 君が、既読を付けない。俺それを無視だと思えないくらい、君を想ってしまった。あの緑色のアイコンと君からの言葉が光らない箱を擦り続ける。
 魔法のランプなら、三度で願いは叶うのに。
 魔法に一番近い箱は、何度そうしたって望みを叶えない。
 あくびを重ねて、泣いてないフリ。
 こんなにも愛しているのに。
 受信装置の無い発信装置は独りよがりの信号。
 ふと光る緑色。違う、違うんだ。それはご主人様じゃない。
 拳を冷やす冬の風が、とても憎く思えた。温めたいと思う気持ちは、とっさに君を想う心を呼び覚ます。
 ヒビが中央に後一歩まで近付いているけど、君の言葉を健気に待つよ。
 君は忙しいんだよね。充電を忘れてそれらに没頭してるんだよね。
 きっとそうだから。俺は待つしかないんだ。
 舌を出してごめんね、なんて言うのは、一寸先のことに違いない。
 貧しい男が、果樹園の外から突き出した枝になった果実が落ちるのを待つように、それは誰にも予測不能な未来ではあるけど。
 男は果実が落ちるのを疑わない――疑いたくないから。
 ねえ、待ってるから。
 どれだけ遅くなっても構わない。
 どうか俺に、ほんのひとかけらで構わないから、君の言葉を、くれて欲しい。


みなさん、LINE使ってますか?
今や大学生の七割ぐらいが使ってそうなLINE、俺も使ってます。
便利ですよね、メールの方が個人的には好きなんですが、やっぱり使う人が少なすぎるとこっちも必然的に使わないと難しい時代になって来ました。時代と言っても、二年前くらいはまだ過渡期だったし、二年後LINEがこれほど使われている保証もないですね笑
そんなLINEを含めいくらかのメッセージアプリには既読、機能がありますね。
あれ、自分としてはあんまり別段どうとも思わない機能ですが、好きな人が~って展開では悩む人もいるんじゃないでしょうか。
既読無視、なんて単語も出て来てますしね、ご飯中とかお風呂とかあるじゃないですか。いちいち行ってきます、って言うのもなかなか大変ですよね。メールだと手間がお互い分かってるからやりませんけど、チャット形式だとそれくらいいいじゃん、ってことになるのかもしれませんが。
なにはともあれそんな既読の話を、俺なりに作品にしてみました。
LINE、スマホも含め、時代の流れの中で、いずれは過去のものになってしまうと思うと、少し思うところもありますね。
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