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The Pain ~『The Bright Darkness』より~

.02 2014 .+*詩*+. comment(1) trackback(0)
 この痛みを見つけることは出来ない。
 心に深く突き刺さり、抜けやしない。
 けれどそれでいて目にすることはない。
 感じながら、見つけられないそげのように。
 もどかしく、どうしようもない痛み。
 どこで刺さったのかも分からない。
 けれど常に変動しながら、強弱緩急をつけながら襲って来る。
 その存在を主張するように。
 忘れ去ることは出来ない。
 どれだけ意識の彼方に追いやっても、奴らは帰って来る。
 ひょっこりと姿を見せる。
 残響、残滓、残痕、残――
 痛みの無い世界は無い。
 そんなものがあるとしたら、それこそ死後の世界。
 全てのものは人を圧迫する。
 その一部分のみ痛みを感じないだけだ。
 最も過敏な人から、最も鈍感な人まで。
 それぞれに、感じてしまう痛みの量がある。
 この痛みは、俺だけが感じる痛みだろうか?
 それとも、誰しもが感じる痛みだろうか?
 いずれにしても、誰かが感じたことのある痛みで、誰かが残り越えたことのある痛みだ。
 どうして俺だけに越えられないことがあるだろう。
 どうして君だけに越えられないことがあるだろう。
 取り去ることは出来ない。
 だから、痛みを感じないほどに、強くなる以外に他は無い。
 それは鈍くなることを意味しない。
 痛みを知り、痛みに慣れ、そしてやがて、それを痛みでないと感じるまでになるということだ。
 己を真に救う薬になら、助けられたって良い。
 下卑た笑みを浮かべた悪魔と取引してはならない。
 悪魔の手に握られた薬は人を楽にする。そう、楽にしてしまう。
 けれど楽になりたいわけじゃない。
 痛みの無い世界に生きたいわけじゃない。
 痛みを感じながらも、喜びを掴める世界に生きたい。
 だとしたらやることは決まってる。
 何処までも明瞭に。何処までも簡潔に。
 乗り越えるだけだ。
 ただひたすら、この直角に、天まで伸びる崖を登って行くだけだ。
 だがそれは、決して前人未踏の領域じゃない。
 俺らが有り触れた存在であると言うのなら、俺らがぶつかる壁もまたその類。
 幸せも、不幸せも、それでも五分五分だと信じたい。
 だから、よじ登る。
 この痛みを、乗り越えるために。


以前書いた、My Chemical Romanceのコンセプトアルバムの概念に影響を受けた作品を作る、その考えの元、今書いているのが『The Bright Darkness』になります。

『The Bright Darkness』は、苦しみや辛さに冒された今を生きる者の、足掻きというものを表現しようとする作品です。
確かに、とても暗い世界にいる。
けれど、それでも前に進みたい。
そう考えた時、乗り越えるために進む道は、ほんの少し兆しが見えた、明るい暗闇ではないだろうか?
その名に矛盾を感じさせながらも、しかし正しさだけじゃ救えない世界の生き方を見出してみようとする作品群です。
俺の新たな挑戦になります。

今日は、その中からトラック.04、『The Pain』を特別公開というのか、はい、紹介する形になります。
残念ながら、一つの作品として公開することに今回は重きを置きたいので、ブログでは全体を公開することはしません。
〈小説家になろう〉と碧海愛ホームページでの公開になります。
もちろん、公開した際にはURLを貼り付けるので、ぜひご覧になって下さいね!
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つねさん
こんにちは。
スペースお借り致します。

お友達がたくさん出来て、投稿に参加する度ごとに直筆のカード式のファンレターが3~30枚以上届く文芸サークル(投稿雑誌)をやっています。
ネットでのやりとりも楽しいですが、ぬくもりが伝わるアナログでの活動は温かい気持ちになり、楽しさや幸せをより感じられます。
イラスト・詩・漫画・小説・エッセイなどジャンルを問わず何でも掲載しています。
月刊で150ページくらい。全国に約180人の会員さんがいます。
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これからもブログの運営頑張って下さい。
失礼致しました。
2014.07.07 15:43

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